「中学受験、いつから何を始めるのが良いのでしょう?」
「小学1年生の講座から通わせたほうがいいの?」
「6年生から通っても間に合う?」
このような疑問に、現役塾講師(元中学受験担当)がお答えします
中学受験 いつから塾に行かせる?
中学受験をする場合、通塾はほぼ必須です。ではいつから通わせるのがよいのでしょうか
私立・国立の中学を受験する場合、塾は4年生からスタートです。
というのも、大手塾の本格的な受験講座は、だいたい4年生から始まります。
より正確には
4年生の講座は、3年生の終わり(2月・3月)から
始まることになります。
4年生の最初から入塾、もしくは4年生の間に入塾というパターンがよくあります。
中学受験、塾は5年生からでも大丈夫?
5年生から始めることもできますが、いくつかの問題点もあります。
5年生の中学受験講座は、最初から受験モード全開です。
週4日前後塾に通い、大量の宿題をこなしていかなければいけません。
生活のペース、夕ご飯のタイミングなども大きく変わってしまいます。
慣れるまで少々時間がかかることになります。挫折したり、心が折れないように、しっかりと家族がフォローしていきましょう。
1年・2年・3年生の講座は?行かなくてもいいの?
大手の塾は1年・2年・3年生の講座も用意しています。ただ、4年生から始まる本格学習のための下地作りの講座と考えてください。
そして、「下地作り」に関しては、受験専門の塾以外でも身につけることができます。
詳しくは下記に記していますが、 代表的なところが「くもん式」です。学研、Z会などの自宅学習でもそれなりに対応できます。
ですので、必ずしも1年・2年・3年生の講座に通う必要はありません。
中学受験、6年生からでも大丈夫?
6年生からとなると、かなり状況は厳しくなります。
週5日前後、塾に通う生活スタイル。
時間のほぼすべてを、宿題などの勉強時間に充てる。
経験のない子供が、それらをこなしていくのはかなり大変です。
以下の条件が必須になります。
中学受験のための勉強はしていないが、圧倒的な計算力と読解力を持っている。
家庭学習の習慣、集中力、モチベーションがある。
家族が全力でフォローしていく。
特に大事なのが、計算力と読解力です。
ただ小学校の授業だけでは、これらはなかなか身につかないので、「くもん式」や「Z会」など、受験以外の勉強でしっかり鍛えられている必要があるということです。
まとめ 中学受験は小学4年生ぐらいから
参考になりましたでしょうか?
中学受験をあえてする教育も選択肢の一つです。ただそれを行うためには、適切な時期に適切な行動を子供だけでなく、親もとる必要があります。
正直、塾業界に身を置く者にとっては当たり前のことですが、今回の記事をとおして、少しでも多くの人に伝わっていただければと思います。
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